双子との日々

流産を経て、2014年に32週で生まれた双子ママのブログ。妊娠前、流産前後、双子妊娠中、双子育児の日々の記録。

生後4ヶ月 ニコの鼠径ヘルニア手術②

入院当日。

まずは外来で執刀医O先生の診察。
体調も良く、手術できる、とのことで病棟へ。

部屋はミニシンク、バストイレ付きの個室だった。

柵付きのベッドに双子を寝かせることにして、
大人は簡易ベッドをレンタル。

広くて明るい病室に双子もテンションが上がっている様子。

旦那も休みが取れて、一緒に付き添い。

執刀医の説明、麻酔科の先生の説明を受けた。

小さい身体に全身麻酔…、という不安はあったが、おまかせするしかないので、とにかく無事に終わりますように、と願うしかなかった。

入院日は、点滴等もなく、手術日、翌日は入れないお風呂に入れたり、ゆっくり過ごした。

ぐっすり眠って、ご機嫌で目覚めた手術当日。
朝イチで、浣腸。
9時前に手術室に向かう。
手術室の入り口から看護師さんに抱っこされて、ニコは手術室に入って行った。

1時間程度で終わるとのことで、手術中は病室で待機するようにと言われた。
コーヒー飲みながらテレビを見たりイチコと遊んだりして待機。

事前の話では、手術室から帰って来る時は、麻酔から覚める頃にギャン泣きで帰って来る子が大半だけど、眠って帰って来る子もいる、とのことだった。
どうか眠って帰って来て…と思っていた。

そろそろ終わるので迎えに行きましょう、と声掛けされ、ドキドキしながら手術室へ。

小さな箱のようなベッドに寝かされたニコ、眠って戻ってきた!良かった。

先生も、眠って帰って来れて良かったね、と言っていた。
事前の見立て通り卵巣が出ていたらしく、巾着縫合しました、とのこのだった。

麻酔から覚めても水分補給OKの時間までつなぐことができるか心配だったので、できればゆっくり目覚めて欲しい、と思っていたところ、
白湯OKが出る15分前ぐらいにいよいよお目覚め。

おそらく、喉が渇いたー!!と怒って泣いているニコ。
哺乳瓶に白湯を準備し、OKを待っている頃、外来で初診してくれた先生が来てくれて、

「あー泣いてるね、大丈夫かな?でも手術は大成功だから心配ないよ。白湯飲ませていいよ。」
と言ってくれた。

ニコに飲ませると、ものすごい勢いで白湯を飲み、足りない!とお怒り。
普段白湯なんてほとんど拒否するのに、余程喉が渇いていたのね…。

白湯から1、2時間後(正確な時間は忘れてしまった)、母乳OKとなった。
点滴に繋がれているので、私がベッドに上っての授乳。
不便だけど一晩だけの辛抱だから仕方ない。

この日夕飯を買いに売店に行った帰り、エレベーターでたまたま産婦人科のS先生に再会。
「ニコがヘルニア手術で入院中なんです。」、と話すと、
「担当はO先生かな?手術件数多いし、大丈夫でしょう!」と言われた。

そして、帝王切開の日、NICUに空きがなく、他の病院に搬送されて出産となった妊婦さんがいたことも聞いた。

やはりギリギリのタイミングだったのか…。
この病院で出産できて、NICU、GCUにお世話になれて良かったーとつくづく思った。


手術から一夜明けて、ニコの体調も機嫌も問題なく、退院OKとなった。
点滴も抜けて自由の身、抱っこがしやすい!
麻酔の影響でうとうとしやすいかも、と言われる。

帰ってからも、ニコはおとなしくしていないといけないとわかっていたのか、ただ単に手術の疲労か、2、3日はおとなしめだった。

退院後一週間診察で、抜糸と、傷保護テープの貼り方の指導を受けた。
テープは帝王切開後に使ったテープが残っていたのでそれを使うことに。

入浴後小さく切ったテープを貼る以外は、普段と変わらない生活。
そして一ヶ月後診察でも問題なく、終了となった。

ニコのヘルニア。
早い段階でヘルニアが見つかったことや、早産児の手術が多い病院だったこと、
つくづく恵まれた状況での手術となり、経過も問題なく良かった。

術後1年後には、傷どこだっけ?とじっくり探さないとわからない程綺麗になっていた。