双子との日々

流産を経て、2014年に32週で生まれた双子ママのブログ。妊娠前、流産前後、双子妊娠中、双子育児の日々の記録。

双子誕生 生後3日目、一般病棟に移動

母乳が出ない問題継続中。
でも、おっぱいマッサージは、しないことには始まらない!と思い、やってみた。
でも、滲んで来ない。

朝の看護師さんには、「まだ三日目、これからだよ!」と言われた。

初日に出たのをNICUに届けてもらえたのは、良かったこと!と前向きに考えよう。

いつもベッドの横にあったNSTのモニターと、
大きなお腹と胎動がなくなって、
代わりにあるのはお腹の痛みと搾乳器と出ないおっぱい。
その変化に気持ちがついていけなくているけど、
私にできることは双子のためにいつかは出るだろうおっぱいをマッサージすることと、体を休めること。
少しずつ進むしかない。

双子は、急な変化についていくのが苦手な母を見越して、
早めに出て来て、私に準備をする時間をくれたのかもしれない。

昨日までなんともなかった首筋~頭が痛く、麻酔の影響だと言われた。
痛み止めの薬がそれにも効くはず、と点滴継続。

傷の保護テープをはがしてもらった。
「傷が綺麗!妊娠線もない!双子なのに~!」ってほめられた。
妊娠線予防クリームなんて、余裕がなくてしっかり塗れなかったけど、ラッキーだった。

傷は二人を産んだ証。
大事にしよう。


少しずつ、動ける範囲を増やしていこう、ということで、
NICUに行く時、ナースステーションまで歩いてから車椅子で。
少し歩いただけでヘトヘト。

双子は、黄疸の光線療法が始まり、サングラスをかけていた。


昼食前、緊急の妊婦さんが入って来るとのことで、一般病棟に移動した。

入院当初同室だった妊婦さんと会って、もうすぐ37週を迎えるところ、と聞き、
頑張ってね~とお腹をなでなでさせてもらったら、
あ、この人は正期産までたどり着けたんだなぁ…私産んじゃったよ…と思って、泣いてしまった。

早産になってしまったことが悔しくて、
「涙が出る。」、と助産師さんに話をしたら、
「我慢しないで泣いていい。」、と言われた。

久しぶりに会った助産師さんにも、「おめでとう!頑張ったね!」と言われて、また泣いた。

双子の顔を見ていた方が気持ちが落ち着きそうで、車椅子で面会に。

その後おっぱいマッサージをして2週間ぶりのシャワーへ。

お腹を気にしながら入っていたのが遠い昔のことみたいだった。
シャワー室まで、行きは頑張って歩いて。
シャワーでヘトヘトになって、帰りは車椅子で。
脚に力が入らず、歩くだけで一苦労…。
筋力は、焦らず、戻そう。


この日は食欲と涙腺が崩壊した感じの一日だった。

「泣けるのはよくあること、食べて解消できるならそれでいいんじゃないですか。」
と夕方の看護師さんに突き放されて、
近くの病室から赤ちゃんの泣き声が聞こえてきてまた泣けてきて、
MFICUの助産師さんに話聞いてもらいながら泣いて、
大丈夫かなー私。

ずっと、余程、気持ちが張り詰めていたんだろうなと思った。


夕食の時、S田さんが配膳に来てくれて、
「頑張った頑張った!」と言ってくれた。
涙が溢れた。

「それでいいのよ、頑張ったんだから!いっぱい泣いて!私はもらい泣きしちゃうから行くね。」と。

無愛想で最初苦手だったけど、マグセントでぼろぼろになっていた私を支えてくれて、
愛に溢れた人だなと思って、本当に嬉しかった。

夕食後におっぱいマッサージしたら、ほんの少しではあるけど、
今までと違うおっぱいの反応の兆しがあって嬉しくて嬉しくて。

母スイッチが少しずつ入ってきたのかもしれない。